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夢の中、死人がしゃべった。死人に口あり!!

今回は堅い話はやめて、他愛ない”夢“の話をします。

小生この頃、老境になったせいか、深い眠りができずに、寝るとすぐ夢ばかり見ています。それもひどい夢で、死者が口を開いて小生に声をかけてくるのです。気持ち悪い。死者の大きな顔が突然ボーと現れてきて。相手は、コロナ時に死亡した親しかった新聞記者仲間の一人。30年前、松本サリン事件で19歳の一人息子を亡くした悲劇の親だ。夢うつつとはいえ、その彼がしゃべった言葉まで、はっきりと覚えている。「大越クン、世のため人のため・・・」と

その一週間前にも別人だが、死者と話している夢を見た。その死者は、11年前に亡くなった水戸の高校時代のクラスメート。早稲田の学生時代に、「楯の会」を三島由紀夫に頼み込んでつくった張本人で、11月25日の「憂国忌」の前に夢に現れて、これも大きな口を開け、叫んでいた。二人とも強烈な人生劇場を送ってきただけに、夢に現れて出てきたのだろうが、死者が話し出すなんて、なんとなく薄気味悪い。

ボクは子供のときから、父母からは「死人に口なしで、夢に現れても黙っているばかり。幽霊と同じで足も見せない」と聞かされてきた。それを今日まで信じてきていた。それが、「死人に口あり」で、死人としゃべっている夢を現実に見た。それも、二回も続けざまに。それがなんとも不思議でしょうがない。確かに死人の足は、まだ見てないがーーー。

フロイド、ユングを読みこなしている友人に、早速聞いてみた。「ハハハ、夢の中に死者が出てきて言葉を発する。俺なんか珍しくもなんともないよ。しょっちゅう、死人が夢に出てくる。夢の中では生きているから、自分と会話もするよ。どんな会話をしたかは、すぐに忘れてしまうがね」。さらに続けて、「夢の中で死者が登場するのはおそらく意識的・無意識的に、自分はもっともっと生きたいという気持ちがあるからだと思う。フロイドは「夢は無意識による自己表現だ」と言い、ユングは「夢は無意識からのメッセージ」と言っている。どちらにしても、老人が夢の中で死者と会話するのは、驚きではない」と言うので、一応は安心した。「死人が夢の中で、足を見せない」ことは、聞き漏らしてしまった。

そこで、昔読んだチベット仏教の『死者の書』を引っ張り出してみた。「死者が声を出すのは、死んだばかりのときで、成仏して涅槃の世界に入る冥土に行くまでの間の49日間」と書いてあるだけ。夢の中に出てくる死者の話は、書いてなかった。

皆さんは、死人が口を開いて、話し出す夢を見たことがありますか?

(2024年12月掲載)

掲載:マスコミ・ソフィア会の「幹事会だより」(2024年12月号)

 
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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